この記事を書いた人
推し漫編集部(ゆめ子)
悪役令嬢・転生漫画にハマり中。
毎月50冊以上の漫画を読んでます。
【好き】
狼領主のお嬢様・ルプなな・ふつつかな悪女ではございますが・仮初め寵妃のプライド・魔法使いの婚約者など
切ない系や甘甘系が好物です。
こんにちは、推し漫編集部です。
今回は小説版『ふつつかな悪女ではございますが～雛宮蝶鼠とりかえ伝～』の3巻2話ネタバレをご紹介♪
1つ前のネタバレはこちらからご確認下さい。
本話は、感情が昂った慧月の術が暴走して、玲琳と慧月が入れ替わります！
どんな状況で入れ替わりの術が暴走してしまうのか…、是非小説で読んでみて下さいね♪
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もくじ
主な登場人物
黄 玲琳（こう れいりん）
主人公。黄家の雛女。才色兼備で病弱。
乞巧節の時に慧月と体が入れ替わって以来、慧月の事が大好き。
朱 慧月（しゅ けいげつ）
朱家の雛女。悪女でどぶネズミと呼ばれる嫌われ者。
“無芸無才のどぶネズミ”のままではいられないと努力中。
莉莉（りーりー）
慧月の側仕え。
踊り子との子どもの為、周りから蔑まれている。
真面目で努力家の頑張り屋さん。
詠 尭明（えい ぎょうめい）
皇太子。玲琳とは従兄妹にあたる。
玲琳を溺愛している。
玲琳と入れ替わりを見破れるかの賭けをしている。
辰宇（しんう）
後宮を取り締まる役人・鷲官の長。
玲琳の事が気になり始めている…！
黄 冬雪（こう とうせつ）
玲琳の筆頭女官。
玲琳の事をとても大切に思っている。
黄 景行（こう けいこう）
玲琳の長兄。妹馬鹿。
慧月は「脳筋」と名付けている。
黄 景彰（こう けいしょう）
玲琳の次兄。妹馬鹿。
慧月は「粘着質」と判断している。
藍 芳春（らん ほうしゅん）
藍家の雛女。最年少。
大人しくおどおどとした性格。
【ネタバレ】概要
南領の主催地に辿り着いた一行。
民は皇太子や他家の雛女を丁寧な対応で歓迎します。
しかし、慧月を見る、民の顔には全員笑みがなく、睨んでいるような気さえします。
豊穣祭の前夜祭が始まり、慧月以外の雛女達は儀式として、農耕神を祀った祭壇の前で食事をとっています。
主催家の慧月はこの後舞台で奉納の芸を捧げる必要があるので準備のためこの場にはいません。
慧月は二胡を弾く予定でしたが、事前に送り届けた芸に使うはずの二胡がなくなっていました。
二胡が紛失し、荷物の管理を担っている人間を慧月が責めます。
謝る荷物番、それでも怒り続ける慧月を見た藍家の雛女の芳春は思わず”反省しているにそこまで声を荒げなくても…”と呟きます。
その呟きが波紋のように広がり、同じように思っている民たちが慧月への不満を次々に口走ります。
“朱慧月は雛女にふさわしくないから天の怒りを買った”
“やっぱり天罰だ”
強い口調で民たちはその言葉を口にします。
その様子を見ていた、景行と景彰は玲琳のそばで意味深な事を呟きます。
“これなら、報復なんて必要なかったかもしれないねえ”
不穏な言葉に玲琳は胸をざわつかせます。
そうしている内に、慧月はこの場を走り去って行ってしまいます。
その様子を見た玲琳は急いで慧月の後を追うのでした。
慧月の室に辿り着くと、慧月はすでに中に立てこもり出てこないと莉莉が言います。
玲琳は簪で鍵を開け、慧月の室の中に入ります。
するとそこに、泣いている慧月がいました。
室に戻った慧月が見たのは、折られて転がっている二胡に、泥まみれにされた衣装でした。
皆自分の敵だと、慧月は叫びます。
自分は、黄家は味方であると、必死に慧月に伝えようと思った玲琳。
しかし、慧月は黄蘗色の組綬を見せます。
組綬とは、貴族の男が身分を示す帯につけるもので、黄蘗色の組綬は黄家のものです。
“衣にかかっている泥は、黄家の奉納品の堆肥”
犯人は、景行か景彰に違いないと慧月は叫びます。
これを聞いた玲琳は先ほどの兄たちの”報復”という言葉を思い出し、違うとは否定ができなくなります。
玲琳はそれでも慧月を落ち着かせようと必死に宥めますが、一度ヒートアップした慧月は止まりません。
慧月の叫び声に連動するように、燭台に一斉に火がつき猛々しく燃え上がります。
そして、炎が収まったかと思うと、玲琳と慧月2人は入れ替わってしまっていました。
この術の暴走という予期せぬ事態に、慧月も驚き、見ていた莉莉は早く元に戻すように言います。
しかし、術が使えるくらいの気の回復には、おそらく4～5日はかかると慧月は言います。
この状況に玲琳は喜びます。
実は、玲琳は皆の慧月への態度へ静かな怒りを貯めていました。
ここからが、玲琳の反撃タイムが開始です。
【ネタバレ】詳細
南領の主催地に辿り着いた一行。
民は皇太子や他家の雛女を丁寧な対応で歓迎します。
その様子をみた慧月は礼儀正しく協力的な民に安心感を覚えました。
しかし、それも一瞬で不安に変わります。
それは民たちが、慧月の事を歓迎していない様子だったからです。
慧月を見る、民の顔には全員笑みがなく、睨んでいるような気さえするのでした。
豊穣祭の前夜祭が始まります。
慧月以外の雛女達は儀式として、農耕神を祀った祭壇の前で食事をとっています。
主催家の慧月はこの後舞台で奉納の芸を捧げる必要があるので準備のためこの場にはいません。
慧月は二胡を弾く予定です。
しかし、いつまで経っても芸が始まらないので玲琳は不安に思います。
その時、舞台の方から慧月の金切り声が響きます。
慧月が怒っている理由は、事前に送り届けた芸に使うはずの二胡がないからです。
奉納の楽に使用する二胡が紛失し、荷物の管理を担っている人間を慧月が責めているのです。
謝る荷物番、それでも怒り続ける慧月を見た藍家の雛女の芳春は思わず”反省しているにそこまで声を荒げなくても…”と呟きます。
その呟きが波紋のように広がり、同じように思っている民たちが慧月への不満を次々に口走ります。
“朱慧月は雛女にふさわしくないから天の怒りを買った”
“やっぱり天罰だ”
強い口調で民たちはその言葉を口にします。
その様子を見ていた、景行と景彰は玲琳のそばで意味深な事を呟きます。
“これなら、報復なんて必要なかったかもしれないねえ”
玲琳（報復…？）
不穏な言葉に玲琳は胸をざわつかせます。
とその時、清佳と芳春が慧月に”他の芸で代えればよいのではないか”と提案します。
芸が拙い慧月にそんな器用な事はできません。
この日の為に、慧月は二胡だけに一点集中して磨いてきたのです。
“中元節の儀の舞は素晴らしかった”
“本祭用に金家から贈られた豪華な衣装があるからそれを纏って舞う”
藍家・金家・玄家の雛女はいいアイディアだと言わんばかりに話します。
それを聞いた慧月はきつく眉を寄せ、この場を走り去って行ってしまいます。
その様子を見た玲琳は急いで慧月の後を追うのでした。
慧月の室に辿り着くと、慧月はすでに中に立てこもり出てこないと莉莉が言います。
玲琳は簪で鍵を開け、慧月の室の中に入ります。
するとそこに、泣いている慧月がいました。
慧月は二胡を自分で捜そうとして、それもなければ舞にしようと決めて室に戻ってきていたのです。
しかし、室に戻った慧月が見たのは、折られて転がっている二胡に、泥まみれにされた衣装でした。
あまりに無残な状況を見た慧月の心は折れてしまったのです。
慧月「頑張れば…努力を、すれば。腐らずに、ずるをせずに…立ち向かえば。そうすれば、今度こそはと…思ったのに」
皆自分の敵だと、慧月は叫びます。
玲琳「落ち着いてくださいませ、慧月様。少なくとも黄家は味方でございますー」
自分は、黄家は味方であると、必死に慧月に伝えようと思った玲琳。
しかし、慧月は黄蘗色の組綬を見せます。
組綬とは、貴族の男が身分を示す帯につけるもので、黄蘗色の組綬は黄家のものです。
“衣にかかっている泥は、黄家の奉納品の堆肥”
犯人は、景行か景彰に違いないと慧月は叫びます。
これを聞いた玲琳は先ほどの兄たちの”報復”という言葉を思い出し、違うとは否定ができなくなります。
玲琳はそれでも慧月を落ち着かせようと必死に宥めますが、一度ヒートアップした慧月は止まりません。
慧月「もういや！ なにもかも、うんざりよ！」
慧月「わたくしだって、あなたのように、なりたかったわよ！」
その叫び声に連動するように、燭台に一斉に火がつき猛々しく燃え上がります。
そして、炎が収まったかと思うと、玲琳と慧月2人は入れ替わってしまっていました。
この予期せぬ事態に、慧月も驚きます。
これには、見ていた莉莉も驚き、早く元に戻すように言います。
しかし、術が暴走して、事前準備も無しに発動してしまったので気が持っていかれて回復までは入れ替わりの術を再度行えない。
術が使えるくらいの気の回復には、おそらく4～5日はかかると慧月は言います。
玲琳「起こってしまったことは仕方ありません。不可抗力です」
玲琳「ふふ……うふふっ、そう、不可抗力ですもの。仕方ないですわ」
そう言って笑った玲琳の顔は、穏やかで慈愛深い微笑みではなく…アブラムシを前にした時の顔でした。
玲琳は皆の慧月への態度へ静かな怒りを貯めていました。
睡眠も誇りも手放して努力を続けてきた、大切な友達の慧月。
玲琳「民は敬わず、女官たちは蔑み、雛女たちは追い詰めたのですね」
そして、兄たちは卑劣な方法で慧月を陥れた。
ここからが、玲琳の反撃タイムが開始です。
一方、尭明は民が慧月に対して冷ややかな視線を向けている事を不思議に思っていました。
冷害で天を恨んでいるのなら、民の反感は自身に来るはず。
それなのに、自身へは丁重に対応して、慧月の事を睨み続ける民。
そんな中、舞台から逃げ室に立てこもった慧月が玲琳の呼びかけによって戻って来たと報告が入ります。
それを聞いた尭明は玲琳の元に向かうと宣言します。
理由は、周囲から馬鹿にされている慧月を見て玲琳が怒った時が厄介だからです。
その為、尭明は先に玲琳に釘を刺しに向かうのでした。
この時、既に玲琳と慧月が入れ替わってしまっていたのを知る由もないのでした。
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タイトル：ふつつかな悪女ではございますが ～雛宮蝶鼠とりかえ伝～
原作：中村颯希
イラスト：ゆき哉
漫画：尾羊英
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ネタバレリスト
漫画版
小説版（漫画版5話の続き）
| 6話(1巻) | 7話(1巻) | 8話(1巻)前 | 8話(1巻)後 | 9話(1巻) |
| 10話(2巻) | 11話(2巻) | 12話(2巻) | 13話(2巻)前 | 13話(2巻)後 |
| 14話(2巻) | 15話(2巻)前 | 15話(2巻)後 | 16話(3巻) | 17話(3巻) |
| 18話(3巻) | 19話(3巻)前 | 19話(3巻)後 | 20話(3巻) | 21話(3巻) |
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感想
ひっ…ひどい…。
今までのツケがあるにしても慧月にも報われて欲しいです。。
玲琳の静かな怒りは大地をも震わす…（笑）
舞台に戻った玲琳の反撃タイムが楽しみですね♪
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詳しくはこちらでも記載しています。
12/27にコミック2巻発売です！
そこには莉莉と母の書き下ろしSSが収録されるようです♪
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原作小説
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