(この記事は2021年4月13日に更新されました。)
こんにちは推し漫編集部です。
今回は編集部おすすめのホラー漫画、怖い小説をご紹介します。
表紙が過激なものもありますので、怖いものが苦手な方は十分にご注意ください。。
ホラー漫画
黒街(小池ノクト) 恐怖度:★★★☆☆(3.9)
- ゾンビ系が好きな方におすすめ
- ギャグ要素が多いのでホラーが苦手でも読みやすい
1巻表紙はとてもインパクトのあるイラストですが、実際読んでみるとギャグ要素がかなり強いです。
ゾンビや異形のものがたくさん登場するもののストーリー自体はつっこみたくなる要素がたくさんあるので、ホラー漫画の恐怖度としてはそこまで高くありません。
主人公の父・ひろみはアルバイトで生計を立てているのですが、次々と職場を変えていきます。そこに毎回ゾンビや異形のものが現れるのですが徐々に普通に生活をしている場面にもそれらが現れる頻度が増えてきます。
街も人も徐々におかしくなっていくのですが、読み進めていくと読み手もその怪異が普通に感じるように錯覚してくるところがこの作品の一番の魅力なのかもしれません。
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裏バイト:逃亡禁止(田口 翔太郎) 恐怖度:★★★★☆(4.0)
- 1話完結型で読みやすい
- 記憶に残る不気味なイラストが魅力的
何かしらの理由があり高額な給料がもらえる裏バイト。
大金がほしい和美(なごみ)と借金のあるユメの2人がその裏バイトに参加し毎回怪異に巻き込まれるというお話です。
ユメは怪しい雰囲気を匂いで感じとることができるのですが、お金がほしい和美は忠告を聞くことなく行動をしてしまいますが、毎回なんとか逃れることができまた次の裏バイトに参加します。
1話完結なのでサクッと読み終えてしまうのですが、基本的にすっきり終わることはなく「あれってどういうことだったんだろう?」と思うこともしばしば。
サイコホラー感が強く物語では人間の怖さを表現しつつも、イラストはオカルト強めなので静止画でありながらも躍動感のある怪異の表情に恐怖させられます。
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Another(綾辻行人) 恐怖度:★★★★☆(4.3)
- ミステリー好きにおすすめ
- 小説、漫画、アニメ、実写映画それぞれで楽しめる
原作は小説ですが、漫画・アニメ・実写映画でも発表されておりどれも人気が高い作品です。
作者の綾辻行人(あやつじゆきと)は多くのミステリー作品を生み出しており、本作品も本格ミステリーとホラーが組み合わさったストーリー性があり普通のホラー漫画とは一味違った深い恐怖を体験できるかと思います。
主人公が転校した学校には自分には見えているのに周りには見えていない少女が一人います。
確実に存在しているはずの少女は人間なのかそれとも怪異なのか・・・次々に巻き起こる事件と明かされる謎を読みながら自分で推理してみるのもこの作品の面白さの1つです。
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ひぐらしのなく頃に(竜騎士07) 恐怖度:★★★☆(4.4)
- グロい描写が好きな方におすすめ
- 可愛い登場人物と反して内容はかなり重め
言わずと知れたホラーゲーム「ひぐらしのなく頃に」原作のコミカライズ版です。
可愛らしい女の子たちがたくさん登場し平和な日常から物語は始まりますが、たまに起こっていた奇妙な出来事が徐々に増えていき気が付いたときには大きな事件に発展していきます。
日常の風景から一転した事件の描写は非常にグロテスクでアニメ版では非表示になっているシーンが多数あることからも過激さが想像できます。
シリーズ化している本作品は非常に読み応えがあり、「出題編」「解答編」「番外編」と分かれていることからも謎解きとしてはとてもわかりやすい構成になっています。
スプラッタ系のグロテスク表現が好きな方にはアニメ版も非常におすすめです。
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ホラー小説
忌み地 怪談社奇聞録(福澤 徹三/糸柳 寿昭) 恐怖度:★★★☆☆(3.9)
- 実話が好きな方におすすめ
- 短編集なのでレベルの高い怖い話がさくっと読める
作者が実際に体験したことや取材した話を短編集にした作品なので演出的な怖さは少ない代わりに身近でリアルな恐怖を感じられます。
いわくつきの土地や建物を中心とした怪異の話で、たまに取材先で撮影した写真が掲載されている場所もあるのでもしかしたらぴんときたり調べたらわかる場所もあるかもしれません。
しかし基本的には「こんなことがありました~」と言った体験談が多いので怪異があっても解決はしておらず知っている場所でも不用意に近づくのは危険かもしれません。。
ついてくるもの(三津田 信三) 恐怖度:★★★★☆(4.0)
- 実話怪談が好きなかたにおすすめ
- 実話でありながらストーリー性がある短編集
全7話の短編集。
短編ではありますが、1話が短いわけではなく読み応えもあります。
ストーリー性があるので読んでいて続きがとても気になりますが、この後どうなってしまうんだろうという怖さがじわじわ続き結末を知りたいけど見たくないという複雑な気持ちになります。
個人的には「ルームシェアの怪」と「裏の家の子供」が最高に怖かったので、是非読んでもらいたい1冊です。
天使の囀り(貴志 祐介) 恐怖度:★★★★☆(4.1)
- 呪いとか幽霊とかではない怖さを求める方にお勧め
- 本当に起こり得るんじゃないかと思わされるリアルな怖さがある
一般的なお化けが出て呪われてしまって・・・のような怖さというよりも、文章を読んでいても情景がリアルにイメージできるような怖さがあります。
物語の始まりは、主人公の恋人がアマゾンの調査隊に参加してから人格が変わり自殺してしまうところから始まります。
序盤で調査に参加した時のレポートが長々と続き、内容が若干難しいのと特に物語が動かないので心折れ掛けますがそこが過ぎると一気に続きが気になり内容に引き込まれます。
物語に登場する「ウアカリ」と言う猿、「線虫」と言う虫は実在するので読んでる途中にうっかり調べてしまい形状を知ってしまうと読み終わるまでざわざわが止まらないです!
リング(鈴木 光司) 恐怖度:★★★★☆(4.0)
- ただ怖いだけではなくて物語自体に魅力があります!
- 謎解きが好きな人にはおすすめ
映画版リングは暗くてBGMのほとんど無い映像におどろおどろしさがあり日本ホラーの真骨頂と言ったイメージがありますが、小説版は内容が少し異なりミステリー要素の方が強いです。
新聞記者の主人公の姪が不自然な死を遂げ、話を聞くと姪の友達も同時刻に同じ死に方をしている事を知ります。
何故かとても気になり調べると1本のビデオテープに繋がります。
早速見てみると映像自体に不信な点はなかったのですが、最後に「この映像を見た者は、一週間後のこの時間に死ぬ運命にある。死にたくなければ、今から言うことを実行せよ。すなわち」という奇妙な文章が途中で切れいているところで終わってしまいます。
主人公はこれは本当に映像の通りのことが起こるのではないかと思い、大学時代の友人に相談し一緒に調査し始めるという物語です。
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拝み屋郷内 花嫁の家(郷内 心瞳) 恐怖度:★★★★☆(4.3)
- 作者の体験談なので物語がリアル
- 拝み屋という特殊な職業が興味深い
作者の郷内心瞳(ごないしんどう)さんは本職が拝み屋で、そこで体験した出来事を小説にして出版されています。
拝み屋郷内シリーズは現在までに5作品あり、自身の体験談とお客さんから聞いた話などがメインの題材で書かれています。
中でもこの「花嫁の家」はホラー小説ファンの中でもいわくつきの人気作品で、話題に上がっている理由の一つに既に絶版になっていることが大きく関係しているのかと思います。。(電子書籍版はあります)
小説の中にもでてきますが、この作品を書き上げるにあたり作者の郷内さんは何度も体調不良にみまわれたり原稿が全て消えてしまっていたりと何者かにより作品が世に出ないような力がはたらいていると思わされます。。
おまけ 読みやすいホラー漫画と怖い小説
こちらではホラー漫画や小説にチャレンジしてみたいけどまずはライトなものからと思っている方向けの作品を紹介していきます。
東京怪奇酒(清野 とおる) 恐怖度:★☆☆☆☆(1.0)
- 作者の体験談ではあるが怖さはかなりライト
- 登場する人達もコミカルでギャグ要素がかなり強い
ホラー漫画の中ではかなりライトな作品。
作者が周りの人から聞いた心霊スポットに行ってお酒を飲むという「東京怪奇酒」で体験した実話を漫画にしている作品ですが、ネタバレにはなってしまいますが心霊現象はほぼ起こりません(笑)
怖さを感じるポイントとしては心霊スポットに行くきっかけとなった話の部分が多少おどろおどろしく書かれていますが、基本登場人物がコミカルなので本格ホラー漫画と比較するとかなり読みやすいかと思います。
また、文章だけの小話が結構おもしろいので個人的にはそのページがおすすめです。
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事故物件怪談 恐い間取り(松原 タニシ) 恐怖度:★★★☆☆(3.0)
- 実際の事故物件の話なのでリアル
- 怖さはあるのでライトホラーからステップアップして少し怖さを求める方におすすめ
芸人の松原タニシさんが実際に住んできた事故物件での体験談や周りから聞いた恐怖体験を小説にした作品です。
ここ数年事故物件というものが注目されているかと思いますが、いい立地で間取りも良いのに何故か家賃がとても安かったりする物件は事故物件の可能性がありあえてそういう物件ばかりに住んでいる人も少なくないようです。
松原タニシさんはYouTubeでも自身が住んでいる事故物件の中で過ごしている動画を上げていたり、怪談イベントを開催していたりと実話系のネタはかなり豊富な方かと思います。
フィクションの小説と比べると怖さは落ちるものの自身が生活している中で起こった出来事なだけに読み終わったあとには後ろが気になったり夜道を歩くのが少し怖く感じる程度のゾワゾワ感は感じることができます。
\劇場版もあります/
おわりに
今回は漫画と小説をご紹介してみました。
別の記事では映画やドラマもご紹介しているので是非見てみてくださいね。
この記事を書いた人
推し漫編集部(オバ美)
ホラー映画・漫画・小説・ゲームが大好き。
ホラー以外でも小説が好きな本の虫。
【好き】
(映画)リング・仄暗い水の底から・シックスセンス
(小説)天使の囀り・拝み屋郷内シリーズ・絡新婦の理
ストーリー性のある作品が好きです。