そこに校門から雨里を呼ぶ声が聞こえます。
声のする方を見て雨里は「俺たちの兄弟ってやつだ」と優馬に言います。
神楽木に憧れるという白い学ランを着た熊狼愛繕(くまおかあいぜん)が立っており、神楽木から一目おかれている雨里が気に入らないという理由で殴りかかってきます。
愛繕は本気の雨里に勝つことで自分の実力を誇示したかったのですが、本気にならない雨里にしびれを切らし優馬を攻撃対象とすることをにおわせます。
焦った雨里は優馬への興味をそらすために「横田悠奈には手を出すな」と言ってほくそ笑んだのでした。
しかしそう答えたものの熱量か感じられず横田悠奈が雨里にとって本当に大切な人ではないのではないかと愛繕は勘づきます。
そして自分には兄弟なんていらない、雨里の過去や趣味まで徹底的に調べつくし大事な人を見つけ出したら殺すか奪うと言います。
その言葉に「やめろ」と言った雨里に殺気を感じた愛繕は雨里の経歴に何か秘密があるのではないかと思いひとまずは帰っていきました。
連続して起こったできごとにあっけにとられていた優馬でしたが、自分と関わって後悔しているかと聞かれてトラブルさえなければ最高の友達だと答えます。
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